《MUMEI》
学生
「明日は学校こいよ」
「分かってるぅ・・。もうちょっとここにいて・・・」
 燐は年上で・・先生だから・・おねだりに弱い(笑)
「しょうがねぇな」
「やったぁ♪」
「朝から何も食べてないだろ・・俺が何か作ろうか?」
「じゃあ・・一緒にキッチン行く!!」
「案内して」
「うんっ!!何作るの〜?」
「何食べたい?」
「何でも?先生は?」
「雪を食べたい」
「もうっ・・///」
「何がいい?」
「グラタンっ!!」
「OK」
「燐、料理作れるの?」
「作れるよ。1人暮らしなめんな」
「うわぁ・・寂しいね」
「そうだなぁ・・雪が俺んちに住める年になったら・・一緒に住もうな」
「うん!中学卒業したら・・行くもん」
「だーめ!高校卒業して・・大学入学するまではダメだよ」
「何で?」
「雪がしあわせにならなきゃ・・俺のために夢とか諦めなきゃいけなくなるんだったら・・その方がいい」
「でも・・あたしは・・燐の奥さんになるのが夢だよ」
「バーカ!!そんなこといってる暇あったら、勉強しろっ!!理科、全然話し聞いてないだろ?」
「だってぇ」
「教えてやんね〜」
「いじわる」
「だったら、勉強しろ〜」
「燐が教えてよ」
「うわっ・・」
 燐の顔が赤くなる。
「ん?顔赤いよ?」
「『燐が教えてよ』って何か・・・」
「じゃあ、もう1回言ってあげようか?」
「よろしく」
「燐が教えてよ」
「やべぇ・・俺・・24だけど・・・男だからなぁ」
「ん?」
「やばいっ!!さっさとグラタン作るか!!」
「うんっ!!」

「牛乳とって〜」
「はぁい」
 まるで、結婚したみたいに料理を作る。




「完成っ」
「いただきます」
「雪、おいしい?」
「おいしーい」
「良かった・・まずかったらどうしようかと思ったんだから・・」
「ふふ〜ん♪可愛い〜」
「ゆ〜き〜!!可愛いとは何だっ!!年上に向かって」
「だってぇ」

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