《MUMEI》 俺のもの〜燐の視点〜 「お前のためだったら‥先生辞めてもいい」 「やだっ…それに‥もう、学校行きたくないよ」 「何言ってんだよ」 「だってっ!!」 「俺…他の学校に行くよ‥」 「えっ?」 「お前の苦しんでる姿を見たくないんだ‥それだったら・・死んだほうがましだ・・」 「死ぬだなんて・・」 「俺が転勤する・・・・。雪が・・・あの学校から転校すれば・・」 「でも・・・そうしたら・・離れ離れになっちゃうよ」 「しょうがないだろ・・・・普段あえるんだから・・・・」 「でも・・・・」 「頑張ろうな・・・・」 「離れ離れになっても・・・心は近くにあるよ」 「分かってる」 次の日―。 「ほらっ、これ似合うだろ?」 「そうかなぁ・・可愛い?」 「俺に言わせる気かよ」 「えぇ・・酷い」 「可愛いよ///」 「あっ、照れてるっ!!かわいい」 「おいっ、このバカが」 「雪に似合うと思うよ」 「本当?」 雪は俺が可愛いといった服をドンドン買い込む。 〜雪の視点〜 燐が差し出したのは・・・指輪だった。 「可愛い・・・もしかして・・・ペアリング?」 「そうだよ」 キラキラ光るリング。雪のはピンクに光る。燐のは青に光る。 「きれいだね・・・・・はめてもいい?確か・・・左手の薬指だよね?」 「待って」 「えっ?」 燐が雪の右手を掴む。 「これは・・・まだ結婚指輪じゃないんだから・・右手だよ。結婚できる年になったら・・ダイヤの指輪を左手にはめてやるから・・・それまで・・・待っててな」 「燐・・・」 燐が指輪を指にはめた。 「好きだよ・・・雪」 「好きだよ・・・燐///」 「何、照れてんだよっ!!」 「ふんっ!!燐のバカ!!燐のロリコンッ!」 「・・・・」 「燐?」 「ロリコンってマジショックなんだけど・・」 「ごめん」 「許さない」 「え〜、許して・・・お願い」 「あっ・・・///」 「顔赤くなってるっ!!どうしたの?」 「なんでもねーよ」 「えぇ〜うそつき」 「腹減ったから、どっか入らね?」 「いいけど・・・ハンバーガーたべたいなぁ」 「分かったよ・・・」 ファーストフード店に入った。 「おいしい」 「雪は子供だなぁ・・・口の周りについてるぞ」 「だって、子供だもん!!」 「そうですねぇ〜、おこちゃまだもんね」 「むぅ〜、そんなおこちゃまが好きな燐は、ロリコンだもんね」 「ロリコンって言うな〜(怒)」 「キレてる〜バーカ!!大人気ない」 「大人気ないのではなくて、子供の頃の気持ちを大事にしているといってくれ」 「変わんないじゃん」 前へ |次へ |
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