《MUMEI》
迷う心
雪は弁当のゴミを拾った。お茶も拭いた。全部支度が出来たあと、屋上に逃げ出した。
 屋上は普段入れない。でも、何故か授業中だけは空いているらしい。
 空を眺めた。真っ青だった。雲ひとつない空。
 燐に会いたい。
 他の学校になってしまったら・・逢えなくなってしまうのかな。そう思ったら・・涙が出た。
「・・・・嫌だよ・・・」
 さっきは涙がでなかったけど・・・涙が溢れた。さっきの涙を貯めていたのもあるし・・燐の事を考えたからだと思う。
 

 もしも・・、先生と私が・・同級生で出会っていたら―。
 こんな・・苦しい思いをしなかった??
 もしも・・、先生と私が・・もうちょっとあとに出会っていたら―。
 こんな、遠回りしなくて良かった??
 
 ねぇ・・先生・・私はどうしたらいい??
 美佳・・美佳と私は友達じゃなったの??
 私はもう・・友達じゃないの?

 先生・・私・・もう、学校行きたくないよ。
 私・・・分からないよ。わたしは何のために学校に言ってるの??

 先生・・・。

 私は・・屋上のフェンスを越えた―。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫