《MUMEI》 人と人の繋がり 〜貴方という光〜「先生・・・・あのね・・・・私・・・・・いじめられたの・・・・それで・・・嫌になって・・・屋上にいたの。そうしたら・・森山が来たの。私・・・自殺しようとしてて・・森山が止めてくれたの・・・・・」 そのあと、雪さんの話をした。 「は??そんなこといって俺が許すとでも思ってるの??」 「え・・・・?」 「別れよう・・もう、耐えられない」 「嫌だよっ・・・燐・・・燐」 「付き合ってて欲しいわけ??」 「当たり前だよ」 「重いのとか・・嫌いなんだよね。それにお前に興味ないし」 「待ってよ」 「バイバイ」 ―プープープー。 携帯からなるのは・・・優しい声ではなく・・苦しく聞こえる機械音だった―。 「燐っ・・・・」 電話をした。 「何??」 「もう一回やり直そうよ」 「は??マジ無理。俺・・好きな人がいるから」 電話が切れた。 『俺、好きな人がいるから』 燐が言った、あの言葉が頭に響いた。 携帯の画面と睨めっこした。 たくさん今まで、交わしたメールも、長い間話していた電話・・。全てが宝物だった。 貴方という光が私を照らす事がなくなった日―。 私は・・・・貴方が今でも大好きです。 前へ |次へ |
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