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《MUMEI》 別々の道ねぇ・・森山・・元気にしてる??まだ・・雪さんのことを思って泣いてるのかな・・・・。それでも・・・元気になって・・・日本に戻ってきてね・・・・。あなたに、『ありがとう』を伝えたかったから・・・。 部屋のベットに寝転ぶ。燐の事を忘れないようにするためなのだろうか、それとも・・まだ・・諦め切れてないのか、燐が今・・好きな人に妬いているのか分からない。でも・・ただ・・燐の事を考えるんだ―。 理科の授業が１時間目だったときに、「寝癖がついてる」ってクラスの人に言われて真っ赤になって照れている顔とか、 生徒と生徒のもめごとで、燐が怪我しちゃった事とか、 格好良く着てきた白衣が裏表逆だったりした事とか、 色んな燐を見てきたね。 とっても格好良かったよ。大好きだったよ。 世界で・・一番大好きなキミへ―。 『幸せになって』なんて・・子供の私にはまだ言えません。いつか・・そんな風に大人になるね。 燐と私・・出逢わなければよかったのかもしれないね。でも・・私は・・・貴方と出会ったことに悔やむ必要もない。本当に・・本当に・・幸せだったから―。 ねぇ・・・先生・・・貴方は今、幸せですか?? ねぇ・・・先生・・・貴方の隣に今、誰がいますか?? ねぇ・・・先生・・・今・・・愛の続きを誰としていますか?? ねぇ・・・私の側に居て・・幸せでしたか―? 前へ |次へ |
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