《MUMEI》
人と人の繋がり 〜そして、出逢い〜
えっ?」
 城山先生が顔を上げる。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「燐・・・・・・・」
「雪・・・・・・・・・・・」


 あの頃と全然変わっていない・・燐が居た―。
「し・・・・城山先生・・よろしくお願いします」
「はい・・、何でもいってください」

 ・・・燐・・・燐・・。


「城山先生・・」
「先生達が居ないときは・・燐でいいから」
「燐って呼ぶの久しぶりだよ・・」
「でもさ・・なんで知ってるの?って聞かれたら説明つかないよね・・・」
「確かに。幼なじみにしては・・年が違いすぎるし」
「まぁ・・しょうがないよ」
「うん」
「なぁ・・雪・・・大人っぽくなったな・・・」
「そうかな・・」
「だって・・・俺がずっと見てた雪は・・・この中学生の頃なんだから」
「だよね・・年取ったよ」
「俺なんか・・もう36だからな」
「知ってるよ。私の年に12足せばいいだけだもん」
「うざ。可愛げないな」

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