《MUMEI》

みずき「ふぅ、だいぶ片付いたね」

光「うん」

雅人「俺、荷物少ないから、もう終わったよ」

みずき「お腹空いたね」

光「出前でも取る?」

みずき「うん、引っ越し祝いしようよ」

光「じゃあ、お酒買い出しに行ってくるよ」

みずき「雅人、何食べたい?」

雅人「何でも…」

光「雅人、どうしたの?」
雅人「圧倒されてるの…」
みずき「?」

コンクリート打ちっ放しの3階建て

1階はガレージと、光の会社のオフィス

2階は、30畳近くあるリビングとダイニングと

12畳ぐらいの部屋

風呂でかくてビックリ…

トイレ、広くて落ち着かない、

3階に、1人一部屋

まだ、部屋が余ってる…

雅人「贅沢すぎじゃない?」


光「場所的に都合がいいし、今時、借りて居ないから、都合いいんだ」

みずき「私は気に入ったよ」

雅人「俺…なんか、タジタジなんだけど…」

光「雅人、家賃払ってるんだから、好きに使っていいんだよ」

みずき「落ち着いたら、私が食事、作るからね」

光「うん、みずき、料理美味いからね」

雅人「…慣れるまで、時間かかるなぁ…」

みずき「すぐ、なれるよ」
光「みずき、楽しそうだね」

みずき「うん、最高に楽しい」

光「みずき、が喜んでるから、って事で、雅人、納得してよ」

雅人「…うん…貧乏性だから…狭い方が…落ち着くんだ」

光も、みずき、も笑ってた
光「出前、お寿司ぐらいしか、わからないよ」

みずき「お寿司でいいよ」
雅人「じゃあ、俺、酒買ってくるよ」

光「大量に買って来て、冷蔵庫、でかいから」

みずき「うん、近くに無いから、まとめ買いがいいね」

光「はい、鍵」
「みずき、雅人と買い出しお願いね」
「俺、オフィスのパソコンとか、セットしてるから」
みずき「はぁい」

雅人「何、この鍵?」

光「車の鍵だよ」

雅人「見れば、わかるけど」
「…ベンツじゃん」

光「うん、急いで買ったから、中古だけど」

雅人「そうじゃなくて…」「俺が、運転するの?」

光「うん、俺も、みずき、も、運転下手だから」

雅人「…ムリだよ、外車なんて」

みずき「雅人なら、大丈夫だよ」

雅人「ぶつけたら、嫌だもん」

光「保険入ってるから、大丈夫だよ」

雅人「…」

ガレージに行くと、でかいベンツが待っていた…

右ハンドルだぁ…
よかった…

ガレージのシャッターが自動で開き
買い出しに出たんだ

この生活に慣れたら、俺、人生間違えそうな気がする……

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