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《MUMEI》 「おーい、大丈夫か？」 「！」 そうだ‥ アタシ宮上に相談してたんだっけ‥。 「なぁ、オマエならどーする」 「？」 「好きなヤツがいて、ソイツがとてつもなく遠い、高い場所にいるヤツで‥どんなに足掻いても近付けないとしたら‥」 「俺やったら──そやなぁ、取りあえずはぶち当たってみるけどな」 「ぶ‥、ぶち当たる‥？ 「せや。何もせぇへんかったら始まらへん。とにかく──いっぺん言うてみる事やな」 「‥‥‥‥‥‥‥」 それが出来ねーから 苦労してんだけどな‥。 でも コイツの言う通りかも知れない。 前へ |次へ |
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