《MUMEI》
「…、…フ、…ンッ…」
チュクチュクと音をたてながらお互いの口内を求めあう。
唾液が顎まで伝い、それが擦れあい、
そして唇を舐めあって…、
自然に指先が絡み合い、それはシーツに沈む。
背中を這う様にせわしなく裕斗の肌を探っていると、俺の密部に熱い、硬い感触があたってきた。
唇が離され、俺はゆっくりと眼を開ける。
すると、俺を見下ろす裕斗の視線にがっちりと、ぶつかった。
握りあう指先の力が更に、増す。
濡れた顎を指先で拭われ、そして
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