《MUMEI》

「ぁぁ。‥オマエが保健室行ったって千代から聞いて‥」

「だからといって‥閉まっているカーテンの内側に入って来た上に寝顔を見るなんて感心しないな」

「!ッ‥違‥」

「違わないね」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「君は僕を嫌いなんじゃ無かったのか?」

「‥そーだよ。キライだっつってんだろ」

「それにしては、心配して来てくれたりするんだね」

「バッ‥そんなんじゃねーしっ」

「フッ‥」

「何笑ってんだよ‥。つ‥つーかメガネしろっ」

「ぇ?」

「み‥み‥見慣れねー顔で見てくんなっ」

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