《MUMEI》

「ロン。」


「また!?」


「リーチ、イーペーコー、ドラ3。」


「ドラさ〜ん…」


倒れこむ僕たち。


「ダメだ。
やっぱ腹減った…」


「あっ!!
じゃああたしが…」


「僕何か作るよ!!」


「おっ…


おぅ。


頼むわクロ。」


「冷蔵庫にある物使ってい〜すよ。」


「あいよ〜。」


「じゃあ、
あたし手伝いますよ!!」


「あっ…


うん。


じゃあお願い。」


冷蔵庫を見る僕。


「おっ!!
焼きそばいっぱいあるじゃん!!」


「あ〜、
好きなんすよね〜。」


「使っていい?」


「いいすよ。」






料理を作る僕。


理紗ちゃんは野菜切ってくれてる…


けどこりゃもっかい切らないとダメだな…








「翔太マジ強ぇな。
俺も麻雀そこそこできる方だと思ってたけど…」


「翔太はゲームなら何でも強いよ。


昔からな。


合宿の時もトランプ最強だったし。」


「へ〜。
意外だな。」


「そんなことないすよ。」


「クロとは大違いだな!!」


「ギャハハハハハハ!!」


うるさいな…


「え〜?


クロさんてゲーム苦手なんですか?


私そっちの方が意外なんですけど。」


「ゲーム弱いっつ〜か…
クロはなぁ…」


「うん。
ゲームは強いんだよ。」


「…どういうことですか?」

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