《MUMEI》

門の前に立ち尽くし、ただボーっと豪邸を眺めている。


しばらくして、門が開いた。


石で引き積められた道を恐る恐る歩き出し、とうとう玄関先まで辿り着いた。


──どうしよ……


怜は戸惑った。


引き返そうとしたら後ろから男の子の声が…


振り向くと茶髪で顔立ちが整っていて、服がラフな格好でピアスやネックレスにリング、頭の上にはサングラスを身につけている。


可愛い大型犬を連れて怜の方へ向かってきた。


──誰?この人……


近付いてくる事に怜の鼓動が速くなっていった。

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