《MUMEI》 「失礼しま〜す。」 先生たちも昼飯を食べてる。 あぁ… 早く僕も食べたい… 「黒田。 ちょっとこっち来い。」 「あい。」 職員室の中にある面接なんかをする部屋に連れてかれた。 「座れ。」 「はい。」 「何で呼ばれたかわかってるか?」 「…最近遅刻ばっかだから。」 「それもある。」 「はぁ…?」 「遅刻しても一応学校に来るのはいいんだけどな、 1番前の席で毎日堂々と寝てるって先生方から苦情が来てる。」 「すいません… 眠くて…」 「1時間目の出席率は悪すぎて卒業ヤバいぞ? それに提出物もかなり溜まってる。 就職活動も全然進んでないし。 テストで点取るだけじゃダメなんだぞ?」 「すいません… わかってるんですけど、 忙しくてつい…」 「ふぅ… まず提出物はちゃんと出せ。」 「はい。」 「それから就職活動も進めること。」 「はい。」 「授業中はあんまり寝るな。」 「あんまりでいいんすね。」 「そりゃまぁ… 俺にも経験あるしな。」 「わかりました。」 「遅刻はするなよ?」 「気をつけます。」 「特に火曜日。 あと1回休んだらアウトだぞ。」 「マジすか!?」 「嘘ついてどうすんだよ。 まぁ後期になれば授業も変わるから、 前期だけでも火曜日は休むな。」 「…わかりました。」 「よし。 じゃあ行っていいぞ。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |