《MUMEI》

「アンタ、そこで何してんの?」


鋭い目と口で言う。


怜は戸惑いながら、口を開いた。


「あたしは、今日からここで生活をする事になったんです…」


怜の言葉に男の子の目つきはガラッと変わった。


「あっ!!アンタの事だったんだ?中に入れば?待ってると思うぜ?」


そう言って、男の子は怜を中へ入れた。


入ると長い階段が目に入った。一階は、噴水や長いテーブルに幾つもの部屋が並んでいる。


そして、メイドさんが迎えてくれた。


「朔弥様、お帰りなさいませ」


──さく…や…?

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