《MUMEI》
壱子ちゃんのママ
「うちの家族 四年一組 村居 壱子」


静かな教室内に、壱子ちゃんの声が響く


「うちのママは世界一です」


…ん? ママ?


普通、パパからじゃないか?


事実、壱子ちゃん以外の生徒は、父・母・兄弟の順に発表していた。


クラスの皆や保護者の方々も少し首を傾げていた。


…が


「…で、足も綺麗です。

ママの魅力は原稿用紙に書ききれないほどあるから、今はこのくらいでやめておきます」


壱子ちゃんは、マイペース


ちなみに、壱子ちゃんママは…


一人、赤面していた


世界一かはわからないけど


可愛いぞ、壱子ちゃんママ!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫