《MUMEI》

帰りの車の中


「別に、ヤラなくてもあの位出来るし。

つーか、ヤル必要あんまりなかったし」

「…今までも?」

「今までも」


だ、騙されたよ、俺は!


何だよ最初から爽やか路線で行けよ、オイ!


ハァ


た、ため息?


俺がつきたいです、先生!


そう思い、ミラー越しに先生を見た俺は…


ドキッとした。


そこには


ものすごく切なげな表情をした、先生がいたから。


それから、当たり前のように日々は過ぎたけれど


先生は


おかしな先生のままだった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫