《MUMEI》

いきなり顔面パンチを食らった。


「まだ話し終わってへんがな。」


「っつ!!」


何しちゃってくれてんだこの人は!!


頬を仕切りに擦りながら痛みに堪えていると、


突然けたたましい音楽が鳴り響いた。


「おう!

どした?」


どうやら彼の携帯の着信音だったらしい。


僕はこれをよいことに、
その場を立ち去った。


今度こそは捕まらないように、


走って………。

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