《MUMEI》

こうやって撫でとると──

何か兎みたいで可愛いなぁ‥。

「?」

白兎──

むっちゃ照れとる(苦笑)

手ぇ放したら

今度は

白兎がウチの髪を撫でてきた。

「ウチもまっすぐな髪やったらええのにな──」

「ぇ‥?」

「ちょっと羨ましいなぁ、て(苦笑)」

「僕は──そのままの方がいいと思うよ(微笑)」

≪キョトン≫

「何で?」

「きっと──クロウも同じ事を言うと思う」

「ぇ──」

「僕もクロウも、今のアリスが大好きだから(微笑)」

「‥///」

何か照れるなぁ‥。

でも──

嬉しい。

「おーきにな、お兄ちゃん(微笑)」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫