《MUMEI》

バーーンッ!!
『ナーニしてんだよ!この、変態ヤロー!』


理事長の肩を掴み、真人から引き離す。


『な、なんだ?お前は…蓮見?何故、入ってこれた?』


不意に現れた僕に、理事長は怯んだけど、直ぐ様〜鞭を振るって来た。


ヒューン!
鞭が唸る、僕の顔スレスレに、鞭が飛ぶ。
『あっぶね〜!エロオッサン、いい加減にしろよな。ちっ!』


僕は壁に飾ってある、怪しい道具から、武器になりそうな鉄の棒を手に取った。


…なんに使うんだ?これ…ま、良いけど。


ビュン…カキーン!
鉄の棒に鞭が巻き付く〜!


『くっ!巻き付いたか!クソッ…』
エロオッサンは、鞭が取れなくて焦っている。


『つ、うおぉぉ…』
一気に鉄の棒で、エロオッサンを壁に押し付けた。

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