《MUMEI》

そんな事をずっと考えていたら、体が震えていた。

でも、誰かに助けてほしいとか、誰かに助けを求めようとかは思わなかった。

自分でなんとかする、そう決めていた。









「今、何考えてる?体震えてるよ。大丈夫?」

いきなり後ろから声がした。

振り向くと、そこには悠斗がいた。







笑っていた。

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