《MUMEI》

「あんたに関係ない。・・・というか、勝手に部屋に入って来ないでよ。出てって」

「は?誰に向かってあんたって言ってんの?今、ここでやってほしいわけ?さっきもその事考えてただろ」

悠斗は楽しんでいた。

私の慌てている顔を見て・・・。

「ふざけないで。何で私があんたの事を考えなきゃいけないわけ?自信過剰もいいところだね」

「お前、いい加減にしろよ。調子に乗りやがって」

そう言うと、悠斗は私を押し倒した。

「そうしたら、前みたいに抵抗するとでも?相変わらず、考え方が甘いね」

私は、悠斗のお腹辺りを足で蹴った。

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