《MUMEI》
揺れる想い
あれから暫くは

何事も‥

なくはないけど

まぁそれなりにアタシはメガネと関わってる。

いざこざは

しょっちゅうだけどな。

でも何でか──

それが楽しい。

ケンカが楽しいなんて

変わってるかも知れないけど‥

メガネと言い争うのは

不思議と嫌じゃない。

「はぁ!? オマエがやれよ当番なんだから」

「君もだろう」

「そーゆーのは男がやるもんだろ‥!?」

「君は僕よりも男っぽく見えるけどね」

「んなぁッ‥」

悪かったなガサツな女で‥。

「頼んだよ。僕はこれから学級委員会があるから」

「おいッ!? 待ちやがれ卑怯者ーッ」

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