《MUMEI》

俺の言葉に櫻は…


何の反応もしなかった。


まるで、人形のように


ピクリとも動かない、櫻


《どうも不安定でな》


!!


そうやって、桜花が櫻に触れた瞬間


《…脆い》


その言葉通り


櫻は


俺の、目の前で


ただの


桜の花弁になって


消えた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫