《MUMEI》

あまりの出来事に俺は


泣く事も


怒る事もできなかった


ただ、馬鹿みたいに


つっ立って


呆然としていた。


そんな俺の視界に


更に衝撃的な展開が待っていた。


何と、次は


俺が憎むべき、桜花が


そして、桜花が宿っていたあの


千年桜が


やはり、櫻のように


ただの桜の花弁になってしまったのだ。


消える瞬間


何故か桜花は微笑んでいた。


笑うと櫻に似てるな…


俺は、そんな間抜けな事を考えていた

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