《MUMEI》

「なん…だよ… 一体、何なんだよ!」


やっと、声が出た。


そんな俺を待っていたのは




ガシッ!


「うおっ!」


ベタでホラーな展開。


まさか…


恐る恐る、足元を見る。


そこに、あったのは


俺の足首を掴む、白い手。

そして、次の瞬間


ボコッ!


土の中から、それは姿を現した


泥だらけの髪と体


血まみれの着物


「お、前それ、完璧ホラーだぞ」

「…ホラーって、何ですか?」


相変わらずな反応に俺は爆笑した。

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