《MUMEI》
いるじゃん
「お疲れさまでした〜!!」


「お疲れ!!
気を付けて帰れよ!!」


練習が終わって、


すぐに車に乗り込む。


バイトだからね。


恭介はヤマが送ってくれるはず…


ヤバい…


ちょっと遅刻しそうだ…


















「海南クラブも練習会参加すんだろ?」


「ど〜かな。」


「何?
姉ちゃんいるから恥ずかしいのか?」


「恥ずかしいとかじゃね〜けど…


まぁ今仲悪いから…


嫌って部分はあるな…」


「いいじゃん別に!!
絡まなきゃい〜だけじゃん!!」


「まぁ…
そうなんだけどな…」


「俺は試合して〜んだよ。」


「…それはまぁ俺もなんだけどさ、


問題はそれだけじゃないんだよな…」


「何だよ?」


「うちは働いてる人が多いからな。


急な話だし、


土曜日とはいえ全員集まるのは難しいだろ。」


「…なるほどな。」

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