《MUMEI》

メイドさん達は、男の子に近付き話している。


──さくやって"五箇条朔弥"の事…?


さっき話していた男の子は、ここのお坊ちゃまだった事に気づいた。


「何つったってんの?」
朔弥は、怜の目をジッと見た。


「あっ…あたし、帰ります…」


外に出ようとした時、朔弥の腕が怜の腕を掴んだ。


「アンタ、行く場所ないくせに。だから、ここで働くんだろ?」

怜の耳元で朔弥は言う。


怜はメイドさんに連れられてメイド用の服に着替えた。

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