《MUMEI》

今‥

コンピュータを前に

アタシは画面を睨んでる。

「‥‥‥‥‥‥‥」

横からは

物凄い速さでキーボードを叩く音がする。

つーか速過ぎる。

何なんだよマジで‥。

今の勝負は

文字の早打ち。

アタシは

これなら勝てるって思ってたんだ。

でも正直言って‥

この分じゃ勝てそうもない。

こうなるんだったら

ハンデなんか付けなきゃ良かった。

もしアタシが負けたら

ジュースおごってやるって‥

そう言っちまったんだ。

これで負けたら‥

マジでおごるハメになっちまう。

てか‥

こんな事考えてる場合じゃない。

キーボード打たねーと‥。

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