《MUMEI》

『真人?背中の傷…
大丈夫か?』


『うん、篝さんに手当てして貰ったから…』


『じゃ…僕は、部屋に戻るよ、今日はゆっくり寝れよ…な。』


『え?…右京…?』

ギュッ…
俺は思わず…右京の袖口を掴んだ。


『真人?』


『あ…あの…さっ!その…一緒に…寝…』


『バカ…傷…痛むだろ?』


『平気だから…俺、右京と一緒に居たい。』


右京が〜フワリと笑って、抱き締めてくれた。

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