《MUMEI》 ああ言っちまったけど‥ 「──────‥」 アタシ折れんのかな‥ 明日までに千羽鶴‥。 つーか 何でこんな勝負思い付いたんだ‥? 「珠季、別のに変えてもらっても──」 「いや、これでいく」 自分から仕掛けた勝負だ。 今さら引き下がれるかってんだ。 「よしっ」 やってやろーじゃねーか。 てか‥ まずは折り紙調達しないとだよな‥。 帰りに寄って買ってくか。 後は‥ 時間との闘いだな‥。 『君は器用には見えないからさ』 「‥‥‥‥‥‥‥」 どーせアタシは不器用デスよ。 でも根性なら負けねぇ‥ はずだけど‥。 「‥‥‥‥‥‥‥」 何でアタシ‥ こんなに弱気になってんだろ‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |