《MUMEI》
約束[櫻視点](131〜134)
嬉しい


恥ずかしい


勿体無い


…幸せ


泣きたくなるほどの、喜び


《また、泣いているな、櫻》


い、いえ、これは…


「嬉し涙だろ?」


蒼様の言葉に、私は何度も頷きました。


もう、会えないと


会っても、想いは伝えられないと、思っていたのに…


《そんなに、好きか?》

「愛してる、だよな?」


嬉しすぎて


泣きすぎて


何も言えない私は


何度も、何度も


頷きました。


そんな、私を


蒼様が優しく抱きしめて下さいました


あの時と変わらぬその温もりに


私は、また


泣いてしまいました

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫