《MUMEI》

帰ってからずっと‥

アタシは

ひたすら折り紙で鶴を折ってる。

でも‥

「〜〜〜〜〜〜‥」

これを千羽‥

折れんのか?

アタシ‥。

って──‥

んな事考えてる場合じゃなかった。

まだ100羽も折れてない。

「ちくしょ‥っ」

しかも

千羽鶴用の折り紙って‥

小さいから余計折りにくいし‥。

「ぁ"〜ッめんどくせーっ」

折りかけの鶴を机に放り出して

床に寝転ぶ。

「‥‥‥‥‥‥‥」

明日までになんか‥

出来るはずない。

なのに何で──

アタシは

こんな事けしかけたりしたんだろ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫