《MUMEI》
エピローグ
恋も愛も知らずに無邪気に

時に、残酷に


男を魅了したサクラという名の少女


恋も愛も知らずに


ただ、体を重ね続けた


俺様な、サクラという姓の青年


二人は出会い、恋をした


離れ離れになった途端に涙が止まらなくなった時


離れ離れでも、相手の幸せを願い、努力した時


二人の想いは


愛に変わった。


その、想いに応えるように、千年桜は奇跡を起こし


サクラという少女は


サクラサクラ


佐倉 櫻


そう、呼ばれる


一人の、愛し、愛される


人間の女になった。









ー完ー

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