《MUMEI》

「峰田そこはパスでい〜よ!!」


「はい!!」







秀皇大学の練習会に向けて、


僕と翔太、


恭介も赤高の練習に混ざることにした。


練習会って言っても、


実際は試合しかしなくて、


しかも集まるチームはレベルが高い。


って言っても、


赤高も海南クラブも他県のチームには負けないだろう。


というのも、


この地区のハンドのレベルがとにかく高いからだ。


僕が初めて他県のチームと試合をした時、


あまりのレベルの低さに驚いた。


ヤマも向こうのハンドの大会をちょくちょく見てたらしいけど、


改めてこの地区のレベルの高さを感じたらしい。


実際…


全国大会で優勝してるのは毎年聖龍高校だし…


まぁ油断は禁物って事で、


相手がどこであれ全力で挑むのが僕のやり方。








「1対1仕掛ける時はもっとおもいっきりいかなきゃ!!


攻める気のないプレーは雰囲気で読まれるぞ。」


「はい!!」

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