《MUMEI》

「心配してくれてありがとう、私は大丈夫だよ」


ユリウスの顔が更に赤くなった。


「バっ!違う!僕は心配なんか…」


「??」


「ユリウス、あなた素直じゃないわね」


エリーヌは微笑しながら言うと、雹里を見た。


「??」


「エリーヌ、後は頼んだぞ」


「はい」


ユリウスは部屋から出て行った。

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