《MUMEI》 †戴冠式天気も良好 小鳥たちの鳴き声も聞こえるなか、バタバタと足音が聞こえてきた。 「陛下!」 ノックもなしに扉が開き、ティイオラが入ってきた。 「どうしたの?」 雹里は昨日檜泉が持ってきてくれた本を椅子に座って読んでいた。 しかし、ティイオラは雹里の姿を見て固まっていた。 長袖の黒のミニワンピースに、髪の毛は巻いてもらいポニーテールにしている。 前へ |次へ |
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