《MUMEI》

「??

ティイオラ何しての?」


雹里はタンスの方へと、歩き出した。


しかし、10センチもある細いヒールのため、慣れていない雹里はちょっとぎこちなく歩いていた。


「あっ!」


「陛下!」


バランスが崩れ雹里は前に倒れたが、ティイオラが素早く動き倒れてくる雹里を抱きしめた。


「ふぅー」


雹里は安堵の息を漏らした。

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