《MUMEI》

「陛下のお美しい足を、守るのも私たちの仕事です」


ティイオラはハンカチで鼻血を拭いながら言った。


「??」


雹里はキョトンとした顔でティイオラを見て、それから手に持っている靴下を見た。


「履いた方がいいの?」


「はい、それから靴も変えましょう、危ないですからね」


「うん」


ティイオラは雹里をお姫様だっこをし、ベッドの上に座らせた。

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