《MUMEI》
1強時代
聖龍高校…


市民体優勝校にして、


高総体優勝候補であるこの超強豪校も、


秀皇大学の練習会に誘われていた。


しかし、







「え?
一軍は不参加なんすか?」


「ま〜な。」


「何でですか?」


「毎年のことだよ。


あそこの練習会は試合数を増やす為に30分ゲームにしてるし、


それでも待ち時間が多いんだよ。


だから一軍は不参加で、


いつも通りのメニューをこなした後に別の試合をすんの。」


「へ〜…」


「二軍の方が試合経験積めるし、


うちにとってはそれがベストなわけよ。」


「じゃあ桜井さんと二ノ宮さんは参加したことないんすか?」


「いや、


あるよ。


一軍って言っても1年の時は強制参加だから。」


「そうなんすか…
やっぱレベル高いんすか?」


「お前らにはね。」


「…まぁ俺たち一軍が行ったとしたら、


相手になんのは秀皇大学くらいだろうな。」


「え?
赤高は?」


「何?


栄二聞いてたの?


つ〜か赤高って!!


弱小じゃん!!


もっと例えあるだろ!!」


「…そうかな。」

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