《MUMEI》 「ガンッ!!」 「ガンッ!!」 広い体育館を、 二ノ宮と阿久津の2人が占領する。 他の部員は帰り、 二ノ宮はひたすらシュート練習を、 阿久津は壁打ちをしていた。 「ガンッ!!」 「ガンッ!!」 壁打ちをしていた阿久津は、 無心ではなく、 頭の中は、 高総体のことでいっぱいで、 自分の中の疑問を、 「なぁ…?」 二ノ宮に投げ掛けた。 「ん?」 「あのさ…」 「何だよ?」 (何か… 二ノ宮と話すのは緊張すんだよな…) 「あの…さ、 二ノ宮は、 赤高どう思う?」 「赤高?」 「うん。」 「どうって?」 「あの… 何て言えばいいかな…」 「…強いか弱いかみたいなこと?」 「あっ!! うん。 そんな感じ…!!」 「赤高ね…」 前へ |次へ |
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