《MUMEI》

ある日、実松は中国領事館員を買収して、残った出資金のほぼ全額を大陸に居る仲間へと送金する。



そして一部を現金化し、ほとぼりが冷めるまでの逃走資金として持ち出すことに成功した。



無論、これまで仲間だった他の詐欺師たちへの報酬は、実松の頭から都合よく消去した上でだ…。



やがて巨額詐欺事件は、白日の元に晒されることになる…。



実松に裏切られた、詐欺グループの他のメンバーはといえば…



ある者は警察に身柄を拘束され…



またある者は行方を眩ませた…。



もっとも捕まった奴等は、行方を眩ませた者よりも少しだけ幸運だったのかもしれない…。



行方を眩ませた者の殆どは、冷たい海の底にいるのだろうから…。

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