《MUMEI》
右京の想い
『親父〜話がある。』


『珍しいな、右京キュンから話なんて…』


『頼む、親父!真面目な話。昨日は色々とありがとう、お陰で真人が助け出せたよ。』


『ふっ…お礼は身体で…バキッ』
右京の拳が雨水のボディに飛んだ。


『親父〜真面目に!』


『ゲフッ…はい、何かな?右京くん。』


『今度は〜いつ頃アッチに行くんだ?』


『んーとな、5月6日のチケット予約してるな!なんだ?まさか…お前?』


『僕も…連れて行って欲しいんだ!一緒に…暫く親父の傍で、頑張りたいんだ。

今回の事で、僕は何にも出来ないガキで、真人を不安にさせるだけの存在だって気付かされた。

このまま、真人の傍にいたら僕は、真人に甘えて困らせてしまう。

だから、親父…』

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