《MUMEI》
小さなチョコレート
秀皇大学の練習会に向け、


厳しい練習を行っていた赤高。


クロは、


学校やバイトと忙しい生活をこなしながらも、


赤高の練習と、


自分の練習を両立させ、


疲労困憊であった。


そしていよいよ…


練習会は翌日と迫っていた。







「ふぅ…」


「大丈夫かクロ?」


「なんとかね…」


「まぁ明日が終わればなんぼか楽になるだろ。」


「だね。」


この日は、


外での練習を終えると、


翌日の為のミーティングを行った。


「明日は僕も海南クラブとして招待されてるわけだから、


お前たちばっかりに目を配ってるわけにはいかないよ。


基本的には安本さんの指示に従って動いてもらう。」


「オッケーす。」


「まぁ今から言えることは、


明日は試合数がとにかく多い。


1年生も出番があると思ってて。」


「はい!!」


「よし。


じゃあ解散。


マネージャーは明日の準備よろしく。」


「はい。」


「あっ!!


明日は松ヤニとクリーナーも必要になると思うからバック入れといて。」


「…松ヤニですか?」


「うん。」


「…?
わかりました。」


「よろしくね。」

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