《MUMEI》 「──ふぅ‥。少々手間取ったかな」 余裕げに言ってるけど‥ メガネは かなりケガしてる。 「‥だから言ったじゃねーかよ‥逃げろって‥」 「何故泣いてる‥?」 「泣いてなんか‥ねーよ‥っ」 「───────」 「大丈夫なのかよ‥ケガ‥。派手にやられやがって‥」 そう言ったら‥ ソイツは フッと笑った。 「眼鏡が割れなかったのが幸いだね」 「よく‥笑えんな‥」 「君こそ、肩は大丈夫なのか」 「‥ぁ」 そーだアタシ‥ 肩外されてたんだっけか‥。 「ひと先ず──保健室へ直行だな」 「なっ、オイ‥!?」 アタシはメガネに背負われて‥ 保健室に連れてかれた。 前へ |次へ |
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