《MUMEI》
気にすんな
テクテク…
マック迄の道を二人で歩く。


『佐藤…お前、いじめとかに合ってんの?靴の事…』


『あ、違うよ。ちょっとふざける奴がいるだけ…』


『ふーん。』


『神品くん。』


『くん〜は、いらね〜タメだろ?オレら。』


『あ、じゃ神品?』


『なんで、疑問形?』


『じゃあ、こうじにゃ…あっ』

焦ったら〜変になった。もー僕はなんで、こうなんだろ?


ブハハハッ…
『腹イテー、佐藤、やっぱ面白いわ。こうじにゃって…オレ、猫みてぇだな(笑)』


『ははっ…ハァ』

名前も満足に呼べないのか、僕は…ちょっと凹んだ。


神品は、そんな僕の頭をポンッ!と叩いて、『気にすんな』って笑った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫