《MUMEI》
ほんとの気持ち
だんだん──

最近寒くなって来たなって思う。

でも

やっぱり屋上が落ち着くから──

こうして空を見たりする。

「───────」

「ぁ、やっぱしおった」

「宮上──」

「先週、何やあったらしいけど‥大丈夫なん?」

「ぁぁ。何とも」

アイツが

助けてくれたから。

「‥宮上」

「?」

「‥あのさ、‥‥‥」

言え。

アタシは

アイツが好きなんだって。

「悪ぃ」

「?」

「アタシ‥やっぱりアイツが好きだ。‥そりゃ、オマエも‥嫌いじゃないけど‥」

「良かった」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫