《MUMEI》
怜は、高校を中退し五箇条家に居座ることになった。
勿論、下働きとして
その前までの怜の生活は、残酷なものだった。
中学に上がるまでは、安定していた生活が中学に上がってガラリと変わってしまった。
母親が毎日、泣いていたり、父親はなかなか帰ってこなくなったり、受験間近になっても家族全員揃う事はなかった。
恋愛も出来ず17年間過ごしてきた。
「あっ来た来た!!遅いじゃん?びびりやメイドさん(笑)」
クスッと笑っている朔弥に怜は、微笑みかけフルーツをテーブルに置く。
「朔弥お坊ちゃま!大好きなフルーツをお持ちしました!お召し上がりくださいませ」
愛想笑い………
この感覚は、メイド喫茶と同じ感覚に感じた怜。
「では、ごゆっくり。失礼し……」
さっきと同じように、朔弥に腕を掴まれた。
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