《MUMEI》

僕はこの人と
同じ
ホムンクルスなのか…
人間ではないのか…
僕はこの人と…


ホムンクルスは
造られた存在…
世界を壊すために
造られた存在…


僕の魔法も
世界を壊すために…


「塁羅、しっかりしろ!」


ガシッと塁羅の肩を綺嘉は強く握りしめた。


「蓮邊さん…、僕、ホムンクルスなんですか?」


塁羅の目には涙が溜まり、いつ流れても可笑しくなかった。

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