《MUMEI》

「馬鹿言ってんじゃねぇ、塁羅はホムンクルスなんかじゃねぇよ!」


綺嘉は更に強く肩を握りしめた。


「塁羅、お前は銃弾を魔法なしで体ではじき飛ばすこと出来るか!?」


塁羅は小さく横に首を振った。


「だよな!普通だったら銃弾は体を通って血を流すよな!

だがあいつを見て見ろ血すら出てないだろ!

今肩痛いだろ!」


綺嘉は更に強く握りしめた。


塁羅は縦に小さく首を動かした。

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