《MUMEI》 綺嘉は立ち上がった、口の端からは血が垂れていた。 綺嘉はペッと血の混じった唾を吐き、龍音の所に走った。 龍音は地面に降りてすぐ、こっちに向かって走ってくる綺嘉を見た。 ニヤリと笑うと、自分も綺嘉に向かって走った。 走っている途中、右手を横に広げた。 すると右手から血も出さずにゴツゴツとした石が生えてきて、剣になった。 綺嘉は龍音に斬りかかったが、龍音は作り立ての剣で受け止めた。 前へ |次へ |
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